logo

Concept

活 動 理 念


映画の空気のすべての活動は以下の3つを実現するためにあります。

ミッション

映画ファンの裾野を広げる

 
 映画の空気のミッションは、「映画ファンの裾野を広げる」です。もっと簡単にわかりやすく言うと、「映画好きを1人でも増やす」と言うことになります。
 映画好きな方はたくさんいるけど、その深さは人それぞれ違いますよね。一年に1本くらいしか映画を観ない人もいれば、マニアと呼ばれる一年に100本以上もの作品を観る人もいます。日本人の平均鑑賞本数は年間1.2本と言われているので、年間2本観ればあなたはもう映画好きです。そういう方はたくさんいます。一方でマニアの皆さんは数が少ないけど、映画ファンのコア層であって、映画業界をも支える重要な方々。映画ファンをピラミッドに例えるとその頂点にいる数少ない方々です。さらに言えば映画業界で働く皆さんはそのほとんどが映画大好き人間!映画監督をはじめとする映画を制作する皆さん、映画を配給する皆さん、そして映画を上映する皆さんと他にも大勢の方が映画と共に生きています。そのような皆さんもコア層だと思います。
 僕ら映画の空気が特に語りかけたいのは、前者の皆さん。普通に映画は観るけどそれほど観ていない方に、もっともっと映画好きになって欲しいと思っています。そうすることで、映画ファンピラミッドの裾野が広がります。これはとても重要なことで、ピラミッドの裾野が広がれば全体的な大きさも一回り大きくなって、映画ファンの総数が増えることになります。日本の映画人口が増えるということですね!全体的に一回り大きくなるので、コア層みなさんの数も増えて、ミニシアターに行く方も増えるという良いことだらけの状態になるのです。
 映画の空気ではそのために大作系からミニシアター系まで様々な作品を上映して、映画の魅力を多くの方に伝えていきます。

 

ビジョン

映画がもっと好きになる場

 
 映画館に行くという行為は家でサブスク鑑賞するのとは違って、ちょっとハードルがありますよね。映画館に行くだけでお金も時間もかかるし、せっかく観に行ったけど面白くなかったらどうしようとか思いますよね。特にミニシアター系と言われる作品は個性的なものが多いので、当たりはずれも多いとか、聞いたことがあります。だから映画館(ミニシアター)にはちょっと行きづらい。実際はそんなことはなく、自分が思っていたのと全然違う作品に出会うその体験こそが、観客の芸術文化体験の多様性を生むと思います。「面白くなかったなぁ〜」も含めて楽しみましょう!
 映画の空気ではそういう映画に対するハードルを下げたい、もっと気軽に映画に触れてほしいと思っています。なので、メジャー系と言われる観やすい作品を上映することで、まず映画というものを楽しむ方を増やしていきたい、映画への間口を広げていきたいです。そこからミニシアター系と言われる作品を観る人を増やしていきたいと思っています。
 そのための工夫の一つとして、飲食がとっても有効だと思っています。映画を観終わった後、その場に飲食があるとやっぱりその後の時間が豊かになるんですよね。そこで映画の空気では「映画愛にあふれたシネマカフェバー:Cinema Kithen 映画の空気」を始めます。今見た作品についてお友達や恋人と話をするのも良いし、1人でパンフレットを読んでその世界に浸っても良いし、過ごし方は自由です。映画ポスターや映画グッズに囲まれた映画愛に溢れた空間で飲食と共に楽しく過ごす時間があれば、映画がもっと好きになるんじゃないかなと思っています。そういう映画とのコミュニケーションの場があることは、日本の映画ファンの底上げだけではなく、映画が好き過ぎて作る側になっていく「クリエイター育成の場」にもなると思っています。
 映画の空気では、映画がもっと好きになる場を作っていきます。

 

パーパス

みんなで一緒に映画を観よう

 
 みんなで一緒に映画を観る鑑賞体験には、不思議な一体感があってそれはとっても良いものです。人は知らず知らずのうちにあの一体感を体験したくて映画館に足を運ぶのではないかと最近思います。私たちはその不思議な一体感のことを「映画の空気」とよんでいます。
 最近はサブスクで映画を観ることが本当に多くなりました。サブスクを利用した方が圧倒的に多くの作品を観れるし、何よりみんなそれぞれ1人でじっくり観たい作品があると思います。映画というのはその人の人生のタイミングによって、印象や感想が変化していくものなのでとにかく観ることが一番大事で、一つでも多くの作品を観てほしいと思います。
 ただ私たちは、劇場で1人だけで映画を観る体験と、満員の劇場でみんなで一緒に映画を観る体験があるなら、後者をお勧めしたいと思います。多くの人たちが集まるあの真っ暗な空間では、隣の人が思わず笑ったり、泣いてしまったりする声や音が聞こえてきますよね。その雰囲気を感じて自分の感情が思わず動く事がありますが、それがとっても良いと思います。そんな上映環境に身を置くことで、不思議な一体感を感じることができるのです。そこには家でのサブスク鑑賞では味わえない雰囲気が存在します。大きなスクリーンや大音量で映画を楽しめるという体験に加えて、そういう不思議な一体感を感じる体験があるから、人はみんな映画館に行くのではないでしょうか。
 映画の空気では、みんなで一緒に観る鑑賞体験の魅力を1人でも多くの人に伝えていきます。